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秋季展
山口蓬春写生展 ―観たまま・感じたまま・知ったままの素描―
開催期間:2008年8月5日〜10月5日
この展覧会は終了しました。

山口蓬春記念館では、蓬春が描き留めた素描類500点以上を所蔵しています。また昭和59年(1984)に未亡人の春子氏よって神奈川県立近代美術館へ寄贈された素描(下図を含む)1,000点以上があることを考えあわせると膨大な数の素描類を蓬春は所有していたことになります。
 日本画の制作では、画材の性質上、油彩画のように観ている対象を直接カンヴァスに描き始めることはほとんどなく、写生(素描)をもとに構図を確定してから彩色を行うという工程を辿ります。つまり写生は本制作に向けての重要な出発点ともいえるのです。特に日本画における写生について蓬春は「洋画のデッサンとは違い、寫生そのものが目的ではなく、完全なタブロウ※を作るための基礎工作である」(山口蓬春著『新日本画の技法』昭和26年)と述べているように、写生はあくまでも"目的"を内在した行為であり、描かれた素描はそれゆえに特殊な存在感をもつことになるのです。
 本展では、各年代の素描を中心に、未発表作品やスケッチブック、また神奈川県立近代美術館所蔵の台湾、中国での素描9点を含む約60点により、蓬春の写生に対する真摯な姿勢と独自の視点、そこから生まれる臨場感溢れる素描の数々を紹介いたします。
※タブロー tableau(仏) 完成された絵画作品。

主な展示作品

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山口蓬春 《コリー》
昭和8年(1933)
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山口蓬春 《菊》
昭和20年(1945)頃
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山口蓬春 《楓》
昭和24年(1949)頃/td>
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山口蓬春 《北京風景》
昭和18年(1943)
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山口蓬春 《パンジー》
昭和39年(1964)
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山口蓬春 《豆の花》
昭和22年(1947)
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山口蓬春 《菩薩・大同雲崗第一洞》
昭和31年(1956)
神奈川県立近代美術館
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「画室にて制作する山口蓬春」
昭和23年(1948)頃
土門拳撮影