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山口蓬春記念館20周年特別展Ⅱ
新興大和絵会・六潮会における模索 -戦前の画業を中心に-
2011年11月18日(金)~2012年1月22日(日)

この展覧会は終了しました。

山口蓬春(明治26年〔1893〕-昭和46年〔1971〕)は、東京美術学校西洋画科に入学後、日本画科に転向し、やまと絵の近代化を推し進めた松岡映丘を教授として指導を受けます。

大正12年(1923)に美校を首席卒業後、映丘が主宰する「新興大和絵会」の同人として、現代風俗における人間と自然との交流や、伝統にとらわれない新しい風景画に取り組んでいく過程で、日本画家として頭角を現してゆきました。

やがてやまと絵の形式に限界を感じ始めた蓬春は、昭和5年(1930)に日本画家の中村岳陵、福田平八郎、洋画家の中川紀元、木村荘八、牧野虎雄らとともに「六潮会」を結成します。 流派を超えた親しい交流のなかで研鑽を積み、琳派や宋元院体画などの研究を花鳥画の世界に昇華させるなど、新しい日本画の創造を模索してゆきます。

本展では、蓬春の作風の基礎を形成した新興大和絵会、六潮会時代を中心に戦前の画業に焦点をあて、新しい日本画の可能性、近代日本画の進むべき方向を模索し続けた蓬春の歩みを振り返ります。

※本展では下記のスケジュールで大幅な作品入れ替えを行います。出品目録はこちら (PDFファイル 295KB)
展示室  (前期)11/18-12/18 (後期)12/20-1/22
廊下・画室・二階 (前期)11/18-12/25 (後期)1/6-1/22

主な展示作品

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《御堂供養》
大正 9年(1920)頃
神奈川県立近代美術館蔵
(11/18-12/18のみ)
《御堂供養》
大正 9年(1920)頃
神奈川県立近代美術館蔵
(11/18-12/18のみ)
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《初夏の頃(佐保村の夏)》
大正13年(1924)
個人蔵
《初夏の頃(佐保村の夏)》
大正13年(1924)
個人蔵
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《山路》
昭和2年(1927)
個人蔵
《山路》
昭和2年(1927)
個人蔵
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《扇面流し》
昭和5年(1930)
山口蓬春記念館蔵
(11/18-12/18のみ)
《扇面流し》
昭和5年(1930)
山口蓬春記念館蔵
(11/18-12/18のみ)
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《春野》
昭和6年(1931)
山口蓬春記念館蔵
(12/20-1/22のみ)
《春野》
昭和6年(1931)
山口蓬春記念館蔵
(12/20-1/22のみ)
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《四季花鳥 冬》
昭和8年(1933)
財団法人野間文化財団蔵
(12/20-1/22のみ)
《四季花鳥 冬》
昭和8年(1933)
財団法人野間文化財団蔵
(12/20-1/22のみ)
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《四季花鳥 夏》
昭和8年(1933)
財団法人野間文化財団蔵
(12/20-1/22のみ)
《四季花鳥 夏》
昭和8年(1933)
財団法人野間文化財団蔵
(12/20-1/22のみ)
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《四季花鳥 秋》
昭和8年(1933)
財団法人野間文化財団蔵
(11/18-12/18のみ)
《四季花鳥 秋》
昭和8年(1933)
財団法人野間文化財団蔵
(11/18-12/18のみ)
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《四季花鳥 春》
昭和8年(1933)
財団法人野間文化財団蔵
(11/18-12/18のみ)
《四季花鳥 春》
昭和8年(1933)
財団法人野間文化財団蔵
(11/18-12/18のみ)
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《立夏》
昭和10年(1935)頃
神奈川県立近代美術館蔵
(12/20-1/22のみ)
《立夏》
昭和10年(1935)頃
神奈川県立近代美術館蔵
(12/20-1/22のみ)
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《南嶋薄暮》
昭和15年(1940)
山口蓬春記念館蔵
(1/6-1/22のみ)
《南嶋薄暮》
昭和15年(1940)
山口蓬春記念館蔵
(1/6-1/22のみ)
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山口蓬春
東京・代々木上原の自宅にて
昭和初年
山口蓬春
東京・代々木上原の自宅にて
昭和初年