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山口蓬春記念館 平成28年度 収蔵品展(夏)
新日本画を味わう
―蓬春芸術の美と技の根幹に触れる―
2016年6月4日(土)~7月31日(日)

この展覧会は終了しました。

日本画という言葉は、いつ頃生まれたのでしょうか。

日本画は、明治時代に西洋画に対して伝統的な日本の絵画の総称として名付けられました。その後、伝統的な絵画技法を継承しつつも西洋画法を取り入れた新様式の絵画をも総称するようになります。即ち日本画は、伝統的な絵画の存続と新たな発展のための変革などを経て今日まで継承されているのです。

山口蓬春(1893-1971)は、東京美術学校西洋画科から日本画科へ転科することで西洋画と日本画という二つの世界と技法を知得することとなります。そして、日本画が内包してきた伝統と革新という要素を、身を持って体験し、実践してきた画家ともいえるのです。それ故の葛藤もあり、「はじめ日本画をやっているときは、油絵の技法というものがどうもじゃまになりましたね。(中略)観察方法から画題の選び方までずいぶんなやみました。」(『サンケイ新聞夕刊』、昭和40年12月14日)と後に述べています。

しかし、西洋画と日本画の良さを知り、俯瞰的に日本画を捉える視点を持ち合わせた蓬春は、その独自の世界を新日本画という形で昇華させました。昭和26年に発行された著書『新日本画の技法』では、「新日本画」を学ぶ上で欠かせない事柄を自身による技術指導を交えながら懇切丁寧に著述しています。

本展では、『新日本画の技法』の記述をもとに蓬春の創作過程を解き明かすとともにその審美眼によって蒐集し、創作の糧ともした名品の数々をご覧いただきます。蓬春の目指した「新日本画」の世界を心ゆくまでご賞味ください。

主な展示予定作品

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山口蓬春《山湖 小下絵》昭和22年(1947)
山口蓬春《山湖 小下絵》昭和22年(1947)
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山口蓬春《まり藻と花》昭和30年(1955)
山口蓬春《まり藻と花》昭和30年(1955)
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山口蓬春《花菖蒲》昭和37年(1962)
山口蓬春《花菖蒲》昭和37年(1962)
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山口蓬春《夏の花》昭和45年(1970)
山口蓬春《夏の花》昭和45年(1970)
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山口蓬春《紫陽花 写生》
山口蓬春《紫陽花 写生》
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山口蓬春《鉄線 写生》
山口蓬春《鉄線 写生》
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山口蓬春模写 《文正筆 鳴鶴図》(右幅)
山口蓬春模写 《文正筆 鳴鶴図》(右幅)
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喜多川相悦《蓮池図》江戸時代(17世紀)
喜多川相悦《蓮池図》江戸時代(17世紀)
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浦上玉堂《層巒喬木》江戸時代(18‐19世紀)
浦上玉堂《層巒喬木》江戸時代(18‐19世紀)