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山口蓬春記念館 平成28年度 新春企画展

山口蓬春邸のおもてなし―蓬春夫妻の美意識を探る―

2017年1月6日(金)~3月20日(月・祝)

「ようこそ!山口蓬春邸へ――」

山口蓬春(1893-1971)の終の住処となった邸宅は、数々の名作を生みだすとともに日本芸術院会員就任(昭和25年)、文化勲章受章(昭和40年)など画壇での華々しい活躍を支える場所でもありました。多くの文化人たちが集うとともにまさに蓬春の"創造の源泉"となったこの葉山一色の邸宅には、蓬春とかれを支え、自らも日本画を学んだ春子夫人の美意識がその暮らしの隅々にまでいきわたっていたといいます。

本展では、蓬春夫妻の審美眼に根ざした在りし日の山口邸の暮らしに思いを馳せながら、夫妻の作品および愛蔵のコレクションを通じて今に息づく夫妻の美意識とその魅力を探ります。

主な出品作品とみどころ

①独身時代の春子夫人の作品を当館初公開!
漫画家・北沢楽天宅で暮らしながら日本画家・平福百穂のもとで日本画を学んでいた春子夫人。その感性が蓬春の画業と生活を支えていたといえるでしょう。

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齋藤光園(山口春子)
《牡丹と黒猫》
大正14年(1925)頃
さいたま市立漫画会館蔵
齋藤光園(山口春子)《牡丹と黒猫》 大正14年(1925)頃 さいたま市立漫画会館蔵
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制作する齋藤光園(山口春子)
制作する齋藤光園(山口春子)
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北沢楽天、山口蓬春、狩野光雅
《描猿候》(合作) 年代不詳
さいたま市立漫画会館蔵
北沢楽天、山口蓬春、狩野光雅 《描猿候》(合作) 年代不詳 さいたま市立漫画会館蔵

②吉田五十八設計の画室が往時の姿で蘇ります!
昭和28年12月に竣工してから60余年が経ち、老朽化がすすんだため補正工事を行っていた画室は、平成29年2月から一般公開を再開します。

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画室にて談笑する蓬春と吉田五十八
昭和32年(1957)
画室にて談笑する蓬春と吉田五十八 昭和32年(1957)

③優れた"目利き"であった蓬春が蒐集し、愛でられた名品の数々をご紹介!
蓬春は蒐集した美術品をただ鑑賞するだけではなく、古陶磁には花や果物を取り合わせて作品のモティーフとし、また身近に飾って楽しみながら美意識の更なる研鑽の一助としていました。それら美術品は生活のなかでも活かされ、大切にされていたのです。

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尾形光琳《飛鴨図》
江戸時代(18世紀)
尾形光琳《飛鴨図》 江戸時代(18世紀)
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《白磁八角壺》
朝鮮・朝鮮時代(18世紀)
《白磁八角壺》 朝鮮・朝鮮時代(18世紀)
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伝金冬心《夜梅図》
中国・清時代(18世紀)
伝金冬心《夜梅図》 中国・清時代(18世紀)
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山口蓬春《瓶花》
昭和40年(1965)
山口蓬春《瓶花》 昭和40年(1965)

④個人コレクションとして秘蔵されている作品を特別展示!
個人コレクションとして秘蔵されている作品を特別展示!
普段目にすることがない個人が所蔵されている作品を特別に展示します。

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山口蓬春《武陵桃源》
昭和2年(1927)
山口蓬春《武陵桃源》 昭和2年(1927)
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山口蓬春《桔梗》
昭和25年(1950)頃
山口蓬春《桔梗》 昭和25年(1950)頃
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山口蓬春《秋茄子》
昭和26年(1951)
山口蓬春《秋茄子》 昭和26年(1951)
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山口蓬春《庭》
昭和40年(1965)
山口蓬春《庭》 昭和40年(1965)

⑤生活空間としての山口家をまるごとご覧ください!
蓬春夫妻が慈しんだ庭園。蓬春と五十八のコラボレーションともいえる画室をはじめとした建物。生活のなかにさりげなく飾られた美術品の数々。山口家で客人をもてなす際に使われた器類や春子夫人愛用の訪問着などを含め、蓬春の創作意欲を育んだ山口家の暮らしをご紹介します。

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吉田五十八一部改築「桔梗の間」
吉田五十八一部改築「桔梗の間」
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吉田五十八設計「茶の間」
吉田五十八設計「茶の間」

展覧会のご利用案内

会期:
平成29年1月6日(金)~3月20日(月・祝)
前期:1月6日(金)~2月12日(日)
後期:2月14日(火)~3月20日(月・祝)
※会期中、一部展示替えを予定しております。
※展示作品は都合により一部変更することがあります。
開館時間:
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:
毎週月曜日(1月9日、3月20日を除く)、1月10日(火)
入館料:
一般 600円 高校生以下は無料
団体割引 100円割引 20名以上の団体で一週間前までに予約した場合
障がい者割引 100円割引 同伴者1名を含む
連携館割引 100円割引 連携館 葉山しおさい公園・博物館(大人券のみ)
    神奈川県立近代美術館 葉山(企画展の一般券・学生券のみ)
年間入館券 1,800円 (発行月から翌年の同月末日まで有効)
主催:
山口蓬春記念館・公益財団法人 JR東海生涯学習財団
後援:
神奈川県教育委員会、葉山町教育委員会

展覧会チラシ

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関連イベントのご案内

①鎌倉市鏑木清方記念美術館との連携イベント

会期中、次のイベントを開催します。
〇入館料相互割引
各館チケット半券、チラシ「鏑木清方の山口蓬春」持参の方は入館料を割引します。
鎌倉市鏑木清方記念美術館 50円割引
山口蓬春記念館 100円割引
期 間:1月6日(金)~3月20日(月・祝)

〇「鏑木清方と山口蓬春―吉田五十八建築にみる日本画家の画室」を開催
近代数寄屋建築で知られる建築家・吉田五十八(1894-1974)ゆかりの鏑木清方と山口蓬春の画
室について鑑賞用ワークシートを配布します。
※山口蓬春記念館の画室は、補正工事のため2月初旬の公開を予定しております。
参加費:無料(要別途入館料)

〇両館を巡った方先着100名様に景品をプレゼント
各館チケット半券、チラシ「鏑木清方の山口蓬春」(両館のスタンプ押印のものに限ります)持参の方に景品をプレゼントします。

②画室補正工事竣工記念 吉田五十八御用達、㈱水澤工務店による建物見学会

補正工事を手掛けた(株)水澤工務店が工事の状況や苦労話を映像とともに紹介します。また五十八建築の特徴やその魅力を実際の建物をご覧いただきながら解説します。
 日 時:平成29年2月17日(火) 14:00~15:30
 場 所:山口蓬春記念館本館および別館
 参加費:無料(要別途入館料)
 定 員:20名(応募者多数の場合は抽選)
 締 切:平成29年2月7日(火)
 申 込:はがき又はFAXに住所、氏名(ふりがな)、性別、年代、イベント名を明記の上、お申込みください。

③第50回 葉山特別見学会

葉山町にある美術館・博物館を学芸員の解説付きで見学する。
 日 時:平成29年2月22日(水) 9:30~14:30
 場 所:葉山しおさい博物館・山口蓬春記念館・神奈川県立近代美術館 葉山
 参加費:無料
 定 員:30名(応募者多数の場合は抽選)
 締 切:平成29年2月10日(金)
 申 込:はがき又はFAXに住所、氏名(ふりがな)、性別、年代、イベント名を明記の上、お申込みください。

④展示解説

展示の見どころを学芸員が解説します。
 日 時:会期中の毎週日曜日 14:00~(約20分)
     ※都合により開催できない場合がありますのでご了承ください。
 定 員:先着10名
 集 合:開始時間までに入館料をお支払いの上、受付前にご集合ください。

お知らせ(画室補正工事)

当記念館には、建築家・吉田五十八が昭和28年(1953)に竣工し、戦後の創作活動の場とした蓬春の画室がございます。この画室は、建築からすでに60有余年が経ち特に基礎部分の老朽化が進んでおります。
当館では、この歴史的にも貴重な画室を未来永劫維持していくことを使命と踏まえ、この度補正工事を行うことに致しました。そのため、画室は次の工事期間中非公開とさせて頂きます。ご見学を楽しみにしておられる来館者の皆さまにはご不便をお掛けしますが、ご理解とご協力を賜りたいと思います。
なお、工事期間中、新春企画展は通常どおり、ご鑑賞頂けます。
[画室工事予定期間] 平成28年10月17日(月)~平成29年2月初旬