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冬季展
蓬春コレクションより ―狩野派の作品を中心として―
開催期間:2002年10月31日~12月23日
この展覧会は終了しました。

山口蓬春(1893-1971)は、日本画壇の第一線で活躍する傍ら、古美術の蒐集家としても知られていました。
蓬春芸術の展開にとって古典の研究は欠かせないものでしたが、その対象はかれが自ら指向するやまと絵の分野にとどまらず、むしろ積極的に他流派への広がりを見せます。その中で養われていった鑑識眼により今回紹介する狩野派のコレクションが生まれました。
本展では、蓬春コレクションによる狩野派の作品より、狩野國松、探幽、尚信、常信の各画人をご紹介いたします。
同時に、蓬春が大正3年から5年(1914-16)にかけて、東京美術学校西洋画科在籍中本名の「三郎」を名乗っていた頃の油彩画を初めて出品いたします。

主な展示作品

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  紙本墨画淡彩
江戸時代・17世紀前半
狩野尚信
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瓜虫図
絹本着色
江戸時代・17世紀前半
狩野探幽模・原本趙昌
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鳩鶉図
紙本着色
室町時代・16世紀後半
狩野國松
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路面電車
板 油彩
大正3年
山口三郎(蓬春) 1893-1971
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女の肖像
板 油彩
大正元-3年
山口三郎(蓬春) 1893-1971
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窓辺の静物
麻布 油彩
大正元-3年
山口三郎(蓬春) 1893-1971