
秋季展
山口蓬春と近代日本画壇 ―大正・昭和を彩った名匠たち―
開催期間:2006年8月16日~10月15日
この展覧会は終了しました。この度、山口蓬春記念館では秋季展「山口蓬春と近代日本画壇―大正・昭和を彩った名匠たち―」を開催いたします。当館には、平成2年に山口家より提供を受けた蓬春作品や蓬春が収集した美術品などが収蔵されておりますが、その中には蓬春と同時代に活躍した作家の作品も多く見受けられます。特に、福田平八郎・中村岳陵・木村荘八・牧野虎雄・中川紀元など、昭和5年に蓬春も結成に参加した「六潮会」の同人たちの作品や書簡など、多くの資料が残されており、その交流の深さが伺えます。また、戦前から帝展など中央の画壇で活躍し、昭和25年には日本芸術院会員に任命されるなど、生涯において常に画壇における重要な位置についていたことは、多くの著名な作家たちと知り合うことにもつながりました。
本展では、そのような近代の美術家たちの作品に焦点を当て、大正から昭和にかけての蓬春の多彩な交友を辿ろうとするものです。
主な展示作品
![]() 今村紫紅 《雷神図》 大正時代 |
![]() 富岡鉄斎 扇子《富嶽図》 大正時代 |
![]() ![]() 菱田春草 《櫻草之圖》 六曲一双屏風 大正時代 |
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![]() 牧野虎雄 《芒野原》 昭和12年(1937) |
![]() 森田恒友 《沼風》 大正時代 |
![]() 山口蓬春 《扇面流し》 昭和5年(1930) |
![]() 吉川霊華 《何仙姑》 大正11年(1922) |