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山口蓬春記念館 平成30年度 夏季収蔵品展
山口蓬春といきもの
―自然を愛でるこころ―
2018年6月16日(土)~9月24日(月・祝)

この展覧会は終了しました。

「花鳥画の、作品の優劣は、その作家の自然への愛の深さと、観察の力の如何とのみが決定すると謂っていい。」(山口蓬春「花鳥画を描く心」『邦画』4月号 昭和10年〔1935〕)

日本画家・山口蓬春は、長きにわたる画業のなかで風景画や静物画、そして花鳥画など一つのジャンルにとらわれることなく、実に様々な主題に取り組んできました。日本画の伝統的なやまと絵からはじまり、「蓬春モダニズム」と称された西欧近代絵画を彷彿させるモダンな作品、その画風は多岐にわたり、大正から昭和の日本画壇に大きな功績を遺しています。そのなかでも花や鳥、小動物など"いきもの"を主題にした花鳥画は生涯を通じて最も描き続けたジャンルと言えます。日常生活においても愛らしい花鳥をテーマにした古美術品に親しみつつ、愛犬をわが子同然にかわいがる蓬春。そんな彼の作品からは自然、そして生命への愛情に根ざした造形に対する深い理解を実感することができます。

本展覧会では、蓬春の作品とより選った古美術品のコレクションより"いきもの"をテーマとして、日本画家・山口蓬春の魅力をあますことなくご紹介いたします。

主な展示予定作品

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山口蓬春
《春野》
昭和6年(1931)
※前期のみ展示
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山口蓬春
《佐与利》
昭和26年(1951)
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山口蓬春
《望郷 小下絵》
昭和28年(1953)
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山口蓬春
《河伯》
昭和時代
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山口蓬春
《蛙々の三ひょこ/\ 扇面》
昭和時代
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山口蓬春
《山鳩 写生》
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狩野探幽
《趙昌筆 瓜虫図 模写》
江戸時代(17世紀)
※前期のみ展示
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《加彩羊俑》
北魏時代(4-6世紀)
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《古赤絵獅子唐草文平鉢》
中国・明時代(16-17世紀)