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山口蓬春記念館 令和3年度 初冬企画展
山口蓬春と吉祥コレクション―モティーフ・文様に込められた願いとは―
2021年12月4日(土)~2022年1月30日(日)

この展覧会は終了しました。

山口蓬春は、毎年お正月になるとめでたきは光琳の絵からと愛蔵の尾形光琳筆《飛鴨図》を床の間に掛けて、新春のひとときを過ごしました。描かれている鴨などの水鳥は、中国ではおめでたい瑞鳥として良く知られ、日本では鴛鴦(おしどり)が水辺につがいで描かれるなどして夫婦仲の良さの象徴となっています。
このように私たちが何気なく見ている絵画のモティーフや工芸品の文様には、深い意味が込められていることがあります。とくに中国では、古来より長寿や繁栄、富貴などの願いを込めて縁起が良いとされる動植物や、龍などの想像上の生き物、発音が縁起の良いものと同音のものなどを題材に取り入れてきました。その影響は文化・芸術を通じて日本にももたらされており、今日では、こうしためでたい画題を「吉祥」と呼んでいます。「吉祥」を尊ぶ姿勢からは、いつの時代にも変わらぬ人々の幸福への願いを垣間見ることができます。
本展では、蓬春が生涯を通じて蒐集した古美術品や、自身が掲げる新日本画の創造の糧となった古画の模写を展示し、それらを「吉祥」という観点から探ることで、モティーフや文様に込められた意味を解き明かしてゆきます。

本展の
みどころ
1. 尾形光琳筆《飛鴨図》を展示
酒井抱一が著した『光琳百図』にも掲載されている蓬春お気に入りの一品。
2. 蓬春の模写から探る吉祥画の名品
《吉祥天女像》(原本:薬師寺蔵)や《蓮池水禽図》(原本:知恩院蔵)など、蓬春による名品の模写を展示。
3. 美人画の巨匠・鏑木清方との交流
清方ゆかりの茶器を展示(後期のみ)するなど、蓬春と清方の交流を紹介します。

主な展示作品

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山口蓬春
《武陵桃源》
昭和2年
*前期のみ
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山口蓬春
《立葵》
昭和8年頃
*後期のみ
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山口蓬春
《白蓮木蓮》
昭和32年
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山口蓬春
《花菖蒲》
昭和37年
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山口蓬春
《竹虫図 模写》 
*前期のみ
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尾形光琳
《飛鴨図》
江戸時代
*後期のみ
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《古赤絵獅子唐草文平鉢》
中国・明時代
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《白磁緑彩龍文鉢》
中国・明時代