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●山口蓬春記念館 平成22年度展覧会  
春季特別展 山口蓬春 《浜》
山口蓬春 《浜》
昭和25年(1950)
個人蔵
想像と装飾の美 −デザイナ−・山口蓬春の視点−
平成22年4月3日(土) 〜 6月6日(日)
蓬春の「新日本画」とその「装飾性」の意味を探る
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夏季展【現在開催中】 吉川霊華《何仙姑》
山口蓬春 《てっぽう百合》
大正11年(1922)
山口蓬春・素描の世界
−描かれた四季の花々−
平成22年6月11日(金) 〜 8月1日(日)
造形の基礎としての素描を中心に展示
 
【館内整備休館日】  
平成22年8月2日(月)〜8月11日(水)
秋季展 山口蓬春記念館 外観
©Mitsuo Matsuoka
山口蓬春記念館 外観
山口蓬春と吉田五十八
−日本画家と建築家のコラボレ−ション−
平成22年8月12日(木) 〜 10月11日(月・祝)
旧山口蓬春邸の「桔梗の間」と五十八設計の居間を特別初公開
 
初冬特別展 安田靫彦 《紅梅高麗扁壺瓶》
安田靫彦 《紅梅高麗扁壺瓶》 昭和36年(1961)
株式会社 明治座
山口蓬春と安田靫彦
−古美を慈しむこころ−
平成22年10月16日(土) 〜 12月23日(木・祝)
蓬春・靫彦が慈しんだ古(いにしえ)の美に迫る
 
【年末年始休館日】  
平成22年12月24日(金)〜平成23年1月6日(木)
新春展  《吉祥天像》
《吉祥天像》
鎌倉時代
古画の魅力
−蓬春の古典研究の軌跡−
平成23年1月7日(金) 〜 3月27日(日)
蓬春コレクションより仏画を中心に展示
 
 
●山口蓬春記念館 平成22年度 春季特別展
想像と装飾の美―デザイナー・山口蓬春の視点―

「油絵と日本画はそもそも絵の具がちがう。その絵の具を使って日本画は装飾性を発達させてきたし洋画は写実を追究してきた。(中略)日本画の顔料が持つ特殊性これを生かさないと−。」
(『富山新聞夕刊』昭和40年[1965]6月14日より)

開催趣旨:
  山口蓬春(1893-1971)は、東京美術学校西洋画科に入学するも日本画科に転科し、以後、戦前から戦後へと時代が激しく移り変わるなかで「新日本画」の創造をめざし邁進し続けました。伝統的な技法を基盤としつつも広く内外の芸術を吸収し、「蓬春モダニズム」と形容される独自の世界を創り出していきます。そのなかで蓬春が「新日本画」の指針のひとつとして見出したのは「装飾性」でした。
  一方で、画壇のなかで早くから頭角を現しながらも人間味に溢れた蓬春のもとには分野を超えて多彩な文化人が集まり、彼らからの要請により様々な美術活動をも展開していきます。本の装丁をはじめ、歌舞伎の美術監修や緞帳原画、着物、切手の図案などの制作では、内容に適したデザインを凝らし華やかな演出を施していきました。
  それらのデザインにかかわる仕事と日本画制作とは、表現の場は異なりますが、ともに想像のなかから美を抽出し、目的に応じて発展させた行為ともいえ、それゆえにその芸術の共通するエッセンスを多分に含んだ表現であるとも考えられるのです。
  本展では、蓬春のデザインにおける仕事に注目し、その視点を通じて蓬春の芸術を捉え直し、蓬春が目指した「新日本画」とその「装飾性」の意味を探ろうとするものです。

展示会名称:
山口蓬春記念館 春季特別展
想像と装飾の美―デザイナー・山口蓬春の視点―

会  期:
平成22年4月3日(土)〜6月6日(日)
※会期中、一部展示替えを行います。
前期:4月3日(土)〜5月5日(水・祝)
後期:5月7日(金)〜6月6日(日)
開館時間:午前10時〜午後5時(入館は、午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(5月3日を除く)、4月30日(金)、5月6日(木)

主  催:
山口蓬春記念館・公益財団法人JR東海生涯学習財団

後  援:
神奈川県教育委員会、葉山町教育委員会

出品協力:
独立行政法人国立美術館 東京国立近代美術館

特別展入館料 :
一  般 600円 (高校生以下は無料)
団体割引 50円割引(20名以上の団体で1週間前までに予約した場合)
障害者割引 50円割引(同伴者1名を含む)
連携館割引 50円割引
※連携館:葉山しおさい公園・博物館(大人券のみ)、神奈川県立近代美術館 葉山(一般券・学生券のみ)
年間入館券 1,500円(発行月から翌年の同月末日まで有効)

 

主な展示予定作品

山口蓬春《あじさい》7月号 山口蓬春《蓮の花》8月号 山口蓬春《葡萄》9月号
山口蓬春《あじさい》7月号

山口蓬春《蓮の花》8月号

山口蓬春《葡萄》9月号

     
山口蓬春《萩》10月号 山口蓬春《鳥》11月号 山口蓬春《みかん》12月号

山口蓬春《萩》10月号

山口蓬春《鳥》11月号

山口蓬春《みかん》12月号

『婦人之友』表紙原画 昭和14年(1939) 婦人之友社蔵 ※後期のみ展示
     
  山口蓬春《榻上の花》   山口蓬春《浜》
山口蓬春《榻上の花》 
昭和24年(1949)
東京国立近代美術館蔵
※前期のみ展示

山口蓬春《海辺華》 
制作年不詳 
株式会社ヤマタネ蔵

   
山口蓬春《海辺華》  山口蓬春《さざえ》

山口蓬春《浜》
昭和25年(1950)
個人蔵

山口蓬春《さざえ》
切手原画 昭和42年(1967) 
日本郵政株式会社郵政資料館蔵
 

※都合により出品作品の一部を変更する場合もあります。

 
庭園のご案内:
記念館庭園と花暦をご覧下さい。
トップページ画像:
山口蓬春《チューリップ》部分

 

関連イベントのご案内

@第37回 葉山特別見学会

内  容 葉山町にある美術館・博物館を学芸員の解説付きでご案内いたします。
日  時 4月15日(木) 9:30〜14:30
場  所 葉山しおさい博物館・山口蓬春記念館・神奈川県立近代美術館 葉山
参 加 費 無料
定  員 30名(応募者多数の場合は抽選)
締  切 4月6日(火)必着

A児童・生徒のための美術体験教室

内  容 岩絵具や膠(にかわ)を使って日本画を描きます。
日  時 5月1日(土) 13:00〜16:00
場  所 山口蓬春記念館生涯学習室
講  師 松坂慎一(東京都立芸術高等学校日本画講師)
対  象 小学校5・6年生・中学生
参 加 費 無料
定  員 25名(応募者多数の場合は抽選)
締 切 日 4月20日(火)必着
申込方法 @Aともはがき又はFAXに 住所、氏名(ふりがな)、性別、年齢(Aは学校名および新学年)、電話・FAX番号、イベント名を明記の上、お申し込み下さい。

B春の呈茶会

内  容 季節のお菓子とお抹茶をお楽しみいただけます。(学芸員の解説付き)
日  時 6月5日(土)、6日(日) 12:00〜15:30※1席約20分、最終席は15:00から
場  所 山口蓬春記念館「桔梗の間」(非公開)
参 加 費 1席1,000円(特別展入館料を含む)
定  員 各日とも先着50名
協  力 葉山町茶道連盟
申込方法 2日前までに電話で 氏名、電話番号、希望日、人数 をご予約下さい。


 
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