古美術愛好家として知られていた蓬春は、昭和34年~43年にかけて文化財審議会の専門委員を務めていました。蓬春コレクションには仏画も多数含まれており、それらの研究こそが新日本画への道を切り開いた大きな要素の一つであったともいえます。宗教美術の荘厳な世界をお楽しみ下さい。
作品 《新橋演舞場緞帳原画 木蓮》 昭和33年 山口蓬春
《観自在》 大正12-13年 山口蓬春
《吉祥天像》 天平時代
《模写 吉祥天像》 山口蓬春
《布袋図》 江戸時代中頃 實堂宗傅(1612-1676)
《稱讃浄土彿攝受経》 天和3(1685)年 中将法如
《夜梅図》 中国・清時代 金冬心(1687-1762/63)
《雛屏風 櫻草之図》 菱田春草(1874-1911)など。
山口蓬春《飛天》 |
實堂宗傅《布袋図》
江戸時代中頃 |
山口蓬春模写《極楽院ノ図》 |