山口蓬春記念館
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夏季展 六潮会という時代
この展覧会は終了しました。
夏季展
六潮会という時代
開催期間:2004年5月27日~ 7月19日
この展覧会は終了しました。
このたび、山口蓬春記念館では夏季展「六潮会(りくちょうかい)という時代」を開催いたします。「六潮会」は昭和5年に日本画の山口蓬春・福田平八郎・中村岳陵、洋画の木村荘八・牧野虎雄・中川紀元、美術評論の外狩素心庵・横川毅一郎を同人として結成された団体で、昭和15年まで展覧会、研究会等を開き、同人たちにとって有益な研磨の場となりました。蓬春にとってもこの「六潮会」は、画家としての活動の主要な場となりました。蓬春は、昭和10年に「拘束性のある団体からすべて脱退する」旨の声明を発表して、帝国美術院展覧会参与を辞退し、また師松岡映丘を盟主とする国画院からも脱退しましたが、「六潮会」の活動は続けています。日本画、洋画、美術評論という異なったジャンルの人たちで結成されたこのユニークな団体は、日本画の新しい可能性を模索して行こうとする蓬春には大きな魅力があったのでしょう。
今回の展示は蓬春の六潮会時代(昭和5年~15年)の作品に焦点をあてるとともに、当館所蔵の六潮会同人たちの作品や書簡をも展示することといたします。
主な展示作品
山口蓬春
《泰山木》
昭和14年(1939)
木村荘八
《扇面 雨》
昭和13年(1938)
福田平八郎 画
六潮会同人他 讃
《月》
昭和10年(1935)
牧野虎雄
《芒野原》
昭和12年(1937)
中村岳陵
《師子都久志》
年代不詳
六潮会同人合作
《六潮門歌人の 集》
昭和9年(1934)